ベルリンで路面電車の撮り鉄を終えた後は、ついにチェコ入りを果たすべくプラハ行の列車へと乗り込む。
乗る列車は、11:16発のEuroCity 379号 プラハ行 (以下 EC379)。
下のホーム1番線から出発する。(案内板の下から4番目)
- 主要な都市にのみ停車
- 乗務員と停車駅の駅員は二か国語以上を話せること
- 沿線に因んだ列車名をつける
などの厳しい条件(参考文献:wikipedia)をクリアした列車のみユーロシティという称号がつく。
またEC379列車は、別名Berlinerの列車名が付けられている。
地下ホーム 1番線にハンブルグ方面からEC379がやってきた。
定刻だとベルリン着は1055のはずだが、この日は16分遅れて11:11に到着。
出発は定刻通り11:16とのアナウンスがあったため、お客さんの入れ替えが激しかった。
写真をご覧いただけるとわかる通り、相当数のお客さんが利用する。
私は1等車を利用したため混雑するような光景はあまりなかったのだが、2等車は相当混んでいたであろう。
オフシーズンであるこの時期でもこの混み具合であるならば、春夏秋といった観光に適したシーズンはどれくらい混んでいるのだろうか。
予算面で抵抗がなければ、季節関係なく是非とも1等車の利用を薦める。
車内の雰囲気はこんな感じ。そこまで混雑をしている様子ではなかった。
座席配置は、1席-2席。
1等車の座席はこのような感じで、革張りのシートが用いられている。
また、1座席につきコンセントが一つ備え付けられている。色々調べ物しているとスマホの電池がなくなるので非常に嬉しい。
ベルリンを出発すると、次の停車駅のドレスデンまで1時間半近くノンストップで向かう。
ドレスデンを出ると、地方都市に直々停車しながらプラハへと向かう。
総移動距離は約370km。
ベルリンを11:16に出発すると、定刻だとプラハに15:24に到着する。
欧州の列車は日本の在来線とは考えられないスピードで前へ前へと突き進んでいく。
当路線の最高速度は160km/h。
かつての日本も、北陸を縦断していた特急はくたか号が北越急行線内で160km/h飛ばしていた。
しかし、新幹線に置き換わってしまい廃止となってしまった中、160km/hのスピードで運行する列車はいなくなってしまった。
こうしてみると、特急はくたかを思い出させてくれる走りっぷりにどこか懐かしさを感じられた。
車内からは、このような景色がずっと続く。
日本とは違った欧州らしい光景で、プラハまでもあっという間。
列車は定刻から13分遅れて、1537にプラハに到着。
日本では見られない、ドーム型の駅舎が美しい。
こうして、ベルリンからプラハまでの約4時間の旅が終わった。
郊外の自然を感じながら高速で突き進む一時、実に楽しかった。
ありがとう、České dráhy。